足音

ペタペタペタ、とズッズッ、の両方を兼ね備えたような足音を立てて私は歩く。足音がうるさい、と職場で注意されるまでまさか自分の足音が、とは思いもしなかった。小学校の卒業式の練習でも、足を引きずらないように言われたけれど、たまあにそういうことを思い出してはほんの一日気を付けるだけで、またいつもの歩き方に溶け戻っていくのだった。

 

猫背で肩を上げてキーボードを叩くのが家での基本姿勢だ。太腿を閉じて座るのはかなりの力をかけていないと保てない。電車でも寄りかかれるならば何かに寄りかかりたい。右足にほとんどの体重をかけて立って居る。思考の癖より体の癖の方が自分では気付きにくく、直しにくいものなのかもしれない。もしくは、気付いたところで積み重なったものは簡単には直らないさ、と諦めてしまうことの方が多いのか。自分の癖を「許容」するのか「矯正したいと思う」のか。自己愛と面倒くさがりの対立?何らかかわりのなさそうなそれらが実は対極をなしているのかも、なんつって。