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50円のコロッケ

50円のコロッケで幸せを感じられる、部類の人間、である。私は。逆に、一皿ウン千、ウン万の食べ物は金額に慄いてその微細な味の判別、ができない…と思う。お子様舌であるということもあるけれど、それこそこの感覚自体おそらく幼い頃から変わらないもので、この先も変わらないんだろうなあと思う。例えば私は「美味しいものを安く」食べること、「安いけど美味しいもの」に出会うことを嬉しいと感じるけれど、反対の人もいるだろうし、お金をかけること、を厭わないものといえば私においてはなんだろうと思うと、好きなアイドルのDVDやCDや雑誌を買うこと、ライブに赴くにあたってはチケット代のみならずグッズ代、交通費や宿泊費、食事代だとかなんだとか…もちろんそこでも好き放題使っているわけではないけれど、普段の食費や他の娯楽や衣服等々に比べれば随分自由にお金を注いでいる。そしてそれを苦と思わない。お金を向ける先には人の嗜好がまるきり現れるんだなあ、と、50円のコロッケをほくほくと齧りながら改めて思った日でした。美味い。