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飲酒催眠法

人とお酒を飲むのは楽しいなあ、と思った夜だった。

週末の夜テレビやDVDを見ながら度数3パーセントの缶チューハイをちびりちびり、2時間かかってふわふわと愉快な気分になるのが常、の私のアルコール事情なのだけれど、研修で長旅を共にしたメンバーと3か月ぶりに集まるということで大いに飲んだ夜だった。乾杯までは緊張してにこにこと相槌を打つことに徹していた私、一杯目を飲み切るころにはゲラゲラと笑いながらチャンスを見ては全員でのおしゃべりに言葉を挟もうとするおしゃべり大好き野郎に変身する。特別酔いやすいわけでもなく、この場合私に大切なのは「お酒を飲んでいる」という事実を認識することで自己催眠をかけ「酔っていて陽気な私」になるための条件を揃えることなのだ。そうするともう私のメンタルはとっても強くなるし、頭の中では繊細な空気の読み取り作業を行っているくせそんな自分を覆い隠すように行動と発言は大胆になる。その状態が、普段より自分を自分の好きなように演出することが許される状態がとても楽しい。いや、いや、いろんな方としゃべってふざけて手を叩いて笑うのが楽しいのだ。危ない、今はお酒を飲んでいないんだからそうやって空気を読みつつ空気を読まないふりをして自分を演出しようとしていることをバラしてはいけない、いけない。